推薦人20人に高いハードルの訳とは?~総裁選への立候補条件~
2024年の総裁選は11人での争いが予想されていますね。
総裁選関連の記事の中で「推薦人20人に高いハードル」や「推薦人20人が最初のハードル」といった見出しをよく見かけます。
推薦人20人を得ることが難しそうというのは伝わってくるのですが、一体なぜ難しいのか?と疑問に思う方もいるかもしれません。
推薦人20人を得るのが難しそうなのは分かったけど、一体なぜ難しいんだろう?
そこで今回は推薦人20人に高いハードルがある理由についてまとめてみました!
目次
理由は20人から推薦を得られる保証が無いから
理由は至ってシンプルで、必ず20人から推薦される保証が無いからです。
その理由については次項にまとめていきます。
立候補には国会議員20人からの推薦が必要
総裁選に立候補するには自民党の国会議員20人からの推薦が必要となります。
また、推薦権は一人1回までと定められているので、一人が複数人を推薦することはできません。つまり、推薦人の取り合いみたいなことが起こっていると予想できます。
加えて、現在の自民党国会議員は約350名程おられますが、推薦する側も強制ではないので、最後まで推薦権を行使しない人もいらっしゃると思います。もしまだ20人に届いてない状況で、推薦権をまだ持っている人達が全員自分を支持してなかった場合、苦しい場を強いられることが想像できますね。
理解ある人から早めに声かけしていかないと、後に残った人から理解を得るには労力が必要ってことだね。
自民党内にも派閥あり。一人一人が貴重な推薦人となる。
先ほど自民党国会議員は約350名程いると書きましたが、逆にその中からたった20人に推薦してもらえばいいだけなのかと捉えることもできそうです。
しかしどうやら簡単ではないようです。それは自民党の全員が仲良しでいるわけではなく、いくつかの派閥に分かれているからです。
学校で例えるとクラス内に友達グループがいくつかできている状態ですね。仲の良い人からは推薦を得られやすいですが、違うグループの人から推薦を得ることは一気に難しくなることが想像つくかと思います。
そして中には複数の派閥に顔向けしている人もいると思います。そういう人からの推薦を得るか得れないかでライバルとの間に差が生まれそうです。
普段の仲良しグループからの推薦は得られやすいけど、普段絡まない考え方が違うグループの人達から推薦を得るのは至難の業だね、、、
過去に推薦人を貸し出すという動きあり
総裁選が近づく中で推薦人20人に目処が立たず苦しい状況を迫られる議員もいらっしゃるかと思います。その弱みに付けこみ、派閥間で恩を売るという動きが横行した年もあったようです。
2024年の総裁選でも同様の動きが行われているのことで、ある閣僚経験者は「独力で18人まで積み上げれば、あと2人は貸してやると陣営に伝えている」と明かしてくれました。
推薦人と引き換えに借りを作るってことだね。
リスクを伴う提案だから、踏み切るには覚悟が必要!
まとめ
今回は総裁選に立候補するために必要な推薦人20人を得る難しさについてまとめました。いかに早く理解ある推薦人20人を集めるられるかがカギとなりそうですね!
これからの総裁選の動向も追っていきたいと思います!